京都府は舞鶴市の名産品「舞鶴かまぼこ」。
伝統の製法を守り、しこしことした食感と、深い味わいが魅力的です。
舞鶴の代表的なブランド商品、舞鶴かまぼこについて調べてみました。
京都府の舞鶴かまぼこの定義とは
京都府の舞鶴かまぼこは、高級魚として知られるシログチなどの白身魚の生すり身だけを用いることが最大の特徴です。
舞鶴近海で獲れる白身魚のすり身を4割以上使用していることが舞鶴かまぼこの条件です。
特有のコシを出すために45℃で30分~40分蒸しあげる「すわり」と85℃で30分~40分蒸しあげる「本蒸し」の2段階蒸し上げ方法を採用しています。
このこだわりが、おいしいかまぼこを作っているのです。
かまぼこは何故かまぼことなったのか
かまぼこの元来の製法は、魚の身を塩水で練って、竹の筒に塗り付けて焼いていたもので、その形状が植物の「ガマの穂」に似ていたことから、当初は「ガマの穂」と呼ばれていたそうです。
これが大衆化したときに、形状が槍(鉾)に似ていると流布され「蒲穂子」→「蒲鉾」と改名されました。
ところで、想像していただきたいのは、この状態のかまぼこの形状です。
竹の筒にすり身を塗り付けて焼いたもの。
現代でいう「竹輪」の形です。
実は、板についたお馴染みの形のかまぼこは、安土桃山時代の後半くらいに登場したものなのです。
これにより、それまでに生産されていた蒲鉾は形状から「竹輪」と名付けられたのです。
京都府の舞鶴かまぼこの由来
記録に残る最古のものとしては、永久3年(西暦1115年)に亀足付きのかまぼこが絵入りで掲載されています。
亀足(きそく)とは、串焼きにするとき手元が汚れないように巻き付ける捻った紙のことで、亀の足のように見えることからそう名づけられています。
おそらくそれ以前からかまぼこは生産されていたはずですが、最古の記録である1115年から、11月15日を「かまぼこの日」に制定しています。
東南アジアの一部の地域には日本のさつま揚げに似たかまぼこがあったりしますので、おそらくはそのあたりの地域から日本に伝来されたものなのではないか、という説が有力です。
舞鶴かまぼこの商標登録の状況
登録日 | 平成18年(2006)11月17日 |
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出願日 | 平成18年(2006)4月1日 |
先願権発生日 | 平成18年(2006)4月1日 |
存続期間満了日 | 平成38年(2026)11月17日 |
商標 | 舞鶴かまぼこ(標準文字商標) |
称呼 | マイズルカマボコ |
権利者 | 舞鶴かまぼこ協同組合 |
区分数 | 1 |
第29分類 | 舞鶴市産のかまぼこ【類似群コード】32F01 |