やめられない、とまらない
でおなじみのかっぱえびせん。
時代の移り変わりの中、昭和のスナック菓子が徐々に姿を消しつつありますが、かっぱえびせんは現在でも第一線で活躍中。
ところで、耳について離れないあの歌詞とメロディ、制作者がさる大物だったとご存知でしょうか。
今回は、カルビーかっぱえびせんのCMソングについて調べてみました。
作詞作曲者したのは誰?
カルビー公式サイトによると、かっぱえびせんのCMソング(サウンドロゴ)は、作詞伊藤アキラ氏、作曲筒井広志氏となっています。
伊藤さんに、筒井さん?
大物というわりには「聞いたことがないな~」、と思った人も少なくないと思います。
お2人とも、シンガーソングライターのように、自ら表に出るタイプではなく、オーダーに応じて、詩や曲を提供する裏方として活躍した方なので、知名度そのものは高くありません。
けれど、それぞれの手掛けた作品を知ると、誰でもが知っているあのフレーズ、あの曲ばかりという超大物なのです。
手掛けた詞は生涯で1000以上
まず、作詞家の伊藤アキラ氏から。
歌謡曲やアニメソング、テレビ番組の主題歌・挿入歌を数多く手がけたことで知られ、とくに、フジテレビの「開け!ポンキッキ」シリーズでは初代オープニング曲からかかわり、現在まで多くの詞を提供。
これまで手掛けた作品は1000以上と言われています。
そんな伊藤さんがもっとも活躍したのがCMソングの世界で、「この~きなんのき、きになるき」という出だしが印象的な「日立の樹」(日立製作所)、これまた昔懐かしい「出前一丁」(日清食品)、「エバラ焼肉のたれ」(エバラ食品工業)など、いずれも、聞けばそのフレーズを思い出す作品ばかり手掛けています。
作曲家はマルチな分野で活躍
曲を手掛けた筒井広志氏も多方面で活躍。
作曲家としては、舞台や映画の劇中歌、テーマソングを数多く担当しつつ、自らも原作、舞台脚本の執筆を手掛ける文筆家としての面もありました。
CMソングについては、代表曲「カルビーのかっぱえびせん」のほか、やはり、有名作曲家である小林亜星氏が手掛けた曲の編曲者として、多くの作品に携わったのです。
この、「やめられないとまらない」というフレーズは、文字商標として商標登録されているだけでなく、現在では、CMソングの「やめられないとまらないカルビーかっぱえびせん」が音商標としても商標登録されています。
以上、カルビーのかっぱえびせんで使われるCMソングのあれこれについて調べてきました。
参考:
カルビー公式サイト