は・じ・め・て・のアコム♪
のフレーズでおなじみの、個人向けローンのCM。
現在は、女優の永作博美さんをメーンキャストに、ラグビー部員軍団とのコミカルなCMが話題です。
過去には、当時まだ無名だった女優の小野真弓さんが注目されるきっかけとなるなど、旬の若手女優・タレントを多く起用してきたかと思うと、2009年には、一転してお笑い界の重鎮タモリさんを起用するなど、常に話題を振りまいてきました。
そんな歴代CMの中で、変わらず使われているおなじみのフレーズ「はじめてのアコム」。
軽快なリズムが耳について離れないCMソングでもありますが、実は、原曲があったのをご存知でしょうか。
キャッチフレーズから生まれた曲
「はじめてのアコム♪」というフレーズが使われるようになったのは2000年からで、このとき、CMで使われているメロディも完成していました。
日本にまだなじみがなかった個人向けローンを広めるため、「はじめての利用を歓迎する」という願いを込めたキャッチコピーから生まれた曲でした。
曲そのものは2005年でいったんCMから姿を消しましたが、キャッチフーズは現在まで連綿と使い続けられています。
現在のアコムCM
https://youtu.be/R7jJ_YObI2E
原曲は男子の恋愛の歌
そのCMソングを手掛けたのがシンガーソングライターの鈴木崇さん。
原曲は、「はじめての鈴木くん」といい、男の子の初恋をテーマにした曲だそう。当初は鈴儀さん自身もCMに出演していました。
CM放送開始の翌年には、オリジナル曲としてDVD化もされていたのです。
鈴木さんは、アーティストとして活動しながら、広告代理店の社員という二つの顔を持つ変わり種。
CMソングの制作を手掛けたころには、プロのシンガーソングライターとして活躍していたものの、2003年にいったん制作活動を休止。
大学院修士課程に進みメディア学を学んで、卒業とともに広告代理店に入社しました。
現在は一社員として広告制作やプロモーション企画に携わりながら、CMソング、キャンペーンソングの制作も手掛ける“シンガーソングサラリーマン”を自称しています。
参考:
鈴木崇公式サイト