商標関連時事コラム– category –
商標法の違反事件や商標権の侵害をめぐる訴訟・係争など、私たちの身の周りでは意外にたくさんの商標にかかわる事件や事案が発生しています。そんな、商標にかかわる日々のニュースを集め、解説を加えて紹介しています。事件だけではなく、ユニークな商標が登録された事例、登録した商標を使ってビジネスを成功させたケーススタディなど、これから商標登録をしようと考えている人の参考になる情報があります。
-
商標関連時事コラム
日米欧中韓の共同で他人の商標を勝手に出願する悪意の商標出願事例集を作成
日本、アメリカ、欧州、中国、韓国で、それぞれ商標を所轄する5官庁「TM5」はこのほど、他者の有名な商標を勝手に出願する、「悪意の商標出願事例集」を共同で作成、それぞれの国で公開し、注意を呼びかけました。 グローバル経済の時代になり、国際間で... -
商標関連時事コラム
高須クリニック院長が「yes!高須クリニック」を商標出願
民進党の大西健介衆議院議員と蓮舫代表を名誉棄損で訴えることを表明している高須克弥氏(高須クリニック院長)が5月22日、自身のツイッターで「yes!高須クリニック」を商標登録出願したことを明かしました。 「yes!高須クリニック」は同社がテレ... -
商標関連時事コラム
不正改造して販売したことは商標法違反に当たると司法が判断
アップル社のスマートフォンを「脱獄」と呼ばれる手口で不正改造を行った上で販売したケースに対する裁判が行われ、千葉地裁が5月18日、容疑者の男に懲役1年6カ月、執行猶予3年、罰金50万円の判決を言い渡したことがわかりました。 この裁判が注目されたの... -
商標関連時事コラム
「童貞を殺す」奇妙な商標出願の主とその意外な目的
「童貞を殺す」―― 何ともエキセントリックな商標が出願されたものです。 いったい出願者は誰で、何の目的があるのでしょうか。 【ファッション関連の商標】 その奇妙は商標が出願されたのは3月24日。 出願人は株式会社dazzyという会社。 指定区分は第25類... -
商標関連時事コラム
サマンサタバサが「サマンサタバタ」を商標出願、類似商標の登録阻止狙いか
若い女性に人気のファッションブランドを展開するサマンサタバサジャパンが自社のブランド名と一字違いの「サマンサタバタ」を商標登録出願していたことがわかりました。 いったいなぜ1字違いの商標をわざわざ出願するのでしょうか。 その意外な意図と効果... -
商標関連時事コラム
「グーグルの商標権」の消滅を求めた裁判がひとまず決着
「グーグル」は一般名称に非ず―― フランシスコ連邦高裁は、アメリカのインターネット大手「グーグル」の商標は動詞として一般名称化しており、商標権は消滅しているとする原告の主張を退けました。 これにより、「グーグル」の商標権が同社のみに帰属する... -
商標関連時事コラム
70年代のロック名曲「ホテル・カリフォルニア」のモデルを装うホテルに対してイーグルスが商標権侵害訴える
往年の人気ロックグループ「イーグルス」の関係者が、メキシコのホテルが自分たちの商標権を侵害しているとして、損害賠償を求める訴えをカリフォルニア州連邦地裁に提訴していることが5月2日、報道などで明らかになりました。 同グループの代表曲にして70... -
商標関連時事コラム
特許庁に平成29年度からAI審査官が就任
特許庁に平成29年度、大型新人が入庁したようです。 その名は「エイ・アイ君」。 特許庁が行う審査業務などに、人工知能(AI)が導入されることになりました。 これまでの実証実験を繰り返してきましたが、今年度からはいよいよ実際の業務で運用を試す実... -
商標関連時事コラム
中国当局が米トランプ大統領の娘で補佐官のブランドの商標登録を会談当日に認可していた
米トランプ大統領が就任してから始めて、中国の習近平主席との首脳会談が行われていた3月6日、まさに会談中のそのさなかに、アメリカ軍がシリアの航空施設をミサイル攻撃していたことがわかり、世界を驚かせました。 これがきっかけになり、北朝鮮問題にも... -
商標関連時事コラム
ベッカム夫妻が5歳の長女を商標登録した話題に関連し、日本のセレブはどうか調べてみた結果
イギリスのベッカム夫妻の長女、ハーパー・ベッカムさんの名前を、イギリスとヨーロッパで商標登録したと、ヴィクトリア夫人が公表しました。 夫妻はすでに、自分たち夫婦自身と先に生まれた3人の兄弟の名前も商標登録していますが、ハーパーさんはまだ若...