ベッカム夫妻が5歳の長女を商標登録した話題に関連し、日本のセレブはどうか調べてみた結果

2023 1/21

2017年4月24日 2023年1月21日

イギリスのベッカム夫妻の長女、ハーパー・ベッカムさんの名前を、イギリスとヨーロッパで商標登録したと、ヴィクトリア夫人が公表しました。

夫妻はすでに、自分たち夫婦自身と先に生まれた3人の兄弟の名前も商標登録していますが、ハーパーさんはまだ若干5歳ということで話題になりました。

海外では著名人が自分の名前を商標登録するケースは一般的ですが、日本はどうでしょうか。

欧米のセレブが商標登録するのは自分の権利を守るため

アメリカやヨーロッパでは、自身が家族の名前を商標登録するケースが非常に多いです。

つい先日も、アメリカの人気歌手、ビヨンセさんと、その夫でやはり人気歌手のJZさんが、5歳の娘の名で商標登録して話題になったばかり。

その記事がこれです。
[POST_LINK id=”2497″]

海外セレブの間では、名前をライセンスで貸し出す機会も多く、なた、自分たち自身でブランド品の展開などを行う目的もあって商標登録することが増えています。

ヴィクトリア・ベッカムさんも自分で事業を展開し、夫妻や子供たちの名前がついた衣類やがん具などをすでに商品化しており、ハーパーさんについても、いずれ関連グッズの販売を予定していると言われています。

ただし、ブランド展開の予定がなくても、名前を商標登録するケースもあります。

有名人の名前は、そのものが知的財産として価値があるので、自分たちの名前を名乗る権利を侵害されないためにも、誰かに先を越される前に商標登録するのです。

海外セレブの間では、自分の名前を商標登録するのが一般化しつつありますが、日本はどうでしょうか。

主だった著名人の名前が商標登録されているかどうか調べてみました。

まずは、週刊誌のタレント長者番付などで紹介されていた、下記のセレブタレント7人について。

いずれ劣らぬ人気者ですが、誰一人商標登録していませんでした。

そこで、次に、文化人を含めた以下の11人で調べてみました。

すると、11人中、タモリさん、所ジョージさん、小倉智昭の3人の名前がみつかりました。

ただし、タモリさんは、「タモリカップ」という商標だけで、自分の名前の登録はなし。

所ジョージさんは、名前が商標登録されていたものの、出願したのはご本人や事務所ではなく、パチンコ機器メーカーが商標登録したものでした。

自分自身が権利者になって名前を商標登録していたのは唯一、司会者の小倉智昭さんのみ。

小倉さんは自身のブランド「オーグランド」を持っているため、その権利保護のための取得を思われます。

次に、視点を変えて、スポーツ選手で調べてみました。

プロ野球、メジャーリーガー、テニス、サッカー、ゴルフからまんべんなくチョイスした下記の10人です。

スポーツ選手は、自分の名前のついたスポーツ用品やグッズの商品化しているケースが多く、また、大会名などでも使われることもあるため、商標登録しているケースが多いだろうと思ったら、見当たったのはテニスの錦織選手だけでした。

しかも商標登録していたのは自身の名前ではなく、技の名称「エアケイ」です。

商標登録されているケースが思ったほど多くありません。

そこで、自分の名前でブランド展開している下記の10人をピックアップしてみました。

自分の名前でビジネスしているのだから商標登録しているだろうと思ったら、登録していたのはプロレスラーの蝶野正洋さんのみという意外な結果でした。

日本ではまだまだ商標権に対する意識が希薄なのでしょうか。

よかったらシェアしてね！