アース製薬は、家庭用殺虫剤のメーカーとして有名ですが、そのほかに園芸用品、オーラルケア用品、入浴剤、芳香剤などの分野でもトップ企業です。
また、いまや世界70ヵ国以上に進出するグローバル企業でもあります。
今回はそんなアース製薬の社名の由来について調べてみました。
商標の由来
アース製薬という名前の由来は、創業当時に販売していた製品が「地球印」というブランド名だったことからきています。
つまり、アースとは英語の「earth(地球)」からきています。
地球印をブランド名に冠したのは、当時「日本の製品は粗悪品で、外国の製品にはかなわない」といった世間のイメージを覆し、世界に君臨するブランドになりたいという願いから創業者木村秀蔵氏が名付けたものです。
地球印が元になり、新しく開発した殺虫剤の商品名にアースを使うようになり、その後、商品名をそのまま会社名にしたものです。
創業当時の社名は創業者の名前をとって木村製薬所と言います。
1929年にアース製薬という社名になりました。
現在のアース
創業者の精神としては、世界に冠たるブランドになりたいという思いでスタートしたアースという商標。
現在では、地球(アース)を社名に掲げていることを生かし、環境活動への積極的な取り組みを通じて社会貢献を行っています。
例えば、オフィスでの昼休みの一斉消灯の実施、電力の使用状況に応じて空調設備を自動停止させるデマンドコンロール装置の設置などにより、電力使用量の削減に取り組んでいます。
また、2010年度に営業車155台を低燃費・低排出ガス車に切り替えています。
このような取り組みの結果、オフィスにおける2010年度のCO2排出量は、2006年度比で10.4%削減することに成功しました。
2009年1月には、本社・工場で環境省策定の環境マネジメントシステム「エコアクション21」の認証登録を受け、さらに、2010年4月には国内全事業所へと認証を拡大しています。