オレンジ色の看板が特徴的なカー用品店オートバックス。
最近では、カー用品の販売のみならず、取り付けや交換、車検や整備のサービスまで提供する総合サービスに取り組んでいます。
オートバックスは何故オートバックスになったのか。その由来と歴史を紐解いていこうと思います。
オートバックスとは
オートバックスは、オートバックスセブンを中核とする連結子会社からなるグループ企業の総称です。
カー用品の販売と取り付け・交換サービス、車検・整備をワンストップで提供する小売業態をフランチャイズで展開しています。
店舗数は海外を含む600店舗以上。
主要な店舗ブランド商標は以下の4つ。
- オートバックス
- スーパーオートバックス
- オートバックスセコハン市場
- オートバックスエクスプレス
また、オートバックスC@RSというオリジナルブランドを持ち、チェーン内で販売しています。
オートバックスの商標の由来とは
オートバックスはカー用品の販売や整備を中心にしています。
このため、なんとなく自動車の自動を表す「auto」からきているのかと思ったらそうではありませんでした。
実は、グループが提供するサービスの頭文字を合わせたとこから来ているのです。
A: Appeal(アピール)
U: Unique(ユニーク)
T: Tire(タイヤ)
O: Oil(オイル)
B: Battery(バッテリー)
A: Accessory(アクセサリー)
C: Car Audio(カーオーディオ)
S: Service(サービス)
ここまで6つでオーバックス。
これに、AUTOBACSの6つの商品だけでなく、常に第7の商品を探し続けるという意味を込めて最後に「セブン」つけ、オートバックスセブンという商標が誕生したのです。
会社設立時は個人商店の末広商會でした。
1947年2月のことです。
当初は自動車部品の卸売業を創業者の住野利男氏が個人経営していました。
1948年8月12日に株式会社として改組し、富士商会に改称。
自動車部品の卸売を本格的に開始しました。
現在のビジネスの中心となるカー用品のワンストップショップ業態を開発したのは1974年11月。
第1号店の出店は大阪府大東市でした。
このときすでに店名として「オートバックス」の商標が掲げられていました。
そして、1980年3月、店名のオートバックスからとった社名である「オートバックスセブン」に改称したのです。